2008年11月25日

バッハと不眠症

ヨハン・セバスチャン・バッハの音楽の癒し効果について、興味深いお話があります。

ロシア公使Kayserling伯爵は、ひどい不眠症に悩んでいました。この問題に対処するために、伯爵は地元の音楽家、ヨハン・ゴールドベルグに夜間自分のために演奏をしてくれるように依頼しました。ゴールドベルグはハープシコードを用意して、ヨハン・セバスチャン・バッハが伯爵のために特別に作曲した音楽を演奏しました。伯爵はバッハに自分のひどい不眠症について話し、リラックスして眠れるような音楽を作曲してほしいと依頼していたのです。

そして、ゴールドベルグは伯爵が眠れない夜を迎えたときはいつでも、バッハが伯爵のためにつくった音楽を演奏しました。伯爵は、ゴールドベルグを部屋に控えさせ、いつでも好きなときに演奏が聴けるようにしました。伯爵は、音楽がとてもいい効果を上げたことに喜び、バッハに気前よく黄金を与えたということです。今日、このやすらぎの楽曲は、ゴールドベルグ変奏曲として知られています。


ところで、バロック期の代表的な作曲家には、バッハ、ハイドン、ヘンデル、コレルリ、アルビノーニ、テレマン、ブラームス、ヴィヴァルディやモーツァルトが上げられます。バロック期の作曲家たちは、人の体が音楽にどのように反応するかに、何か特別な知恵があったのかもしれません。

バロック作品のアダージョの楽章を調べた研究によると、この一分間に約60ビートのリズムが、最もリラックスするものであり、深いリラクゼーションやヒプノーシス(催眠療法)、瞑想の時と同様のアルファ波を誘発するということです。私が演奏する「パッヘルベルのカノン」もバロック音楽のアダージョです。この有名な楽曲にしろ、また、バッハ、ヘンデル、モーツァルト、ブラームスなどにしろ、クラシック音楽はそのゆっくりしたテンポやきびきびしたリズムが、リラクゼーションにとても適しています。
*「パッヘルベルのカノン」が試聴できます。
posted by dkhealing-sleep at 20:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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